あ~っと・・・
これ、通史をまとめるんだと思って準備してたら、古代偏は課題を見たら中の1節を選んで自由に論じろっだって、先にちゃんと確認しろよ >おのれ
ふぅ~ん、なら作戦変更。 で、選んだのは「キリスト教の発展」
評価基準は、なぜそれを選択したかの理由が述べられ・・
最初迫害されていたキリスト教が、なぜ皇帝に認められ、庇護されるようになり、やがて国家機能に組み込まれるまでのプロセスを解き明かすことにより、次の中世におけるキリスト教の絶対的位置を理解することになるだろう・・ってか? お~お~、エラソウに
ホンネは、このあたり、みぴのホームグランドだからさぁ、ちょっと塩コショウすれば書けるからだろうが!
迫害理由は神格化された皇帝を礼拝するのを否定したからじゃなく、偶像化された神を礼拝する、ローマ式の祭祀を拒否したことと、イエスの肉と血と称し、パンとワインの「よもつへぐい」をしてたこと。
皇帝に取り入ったのは、皇帝の太陽信仰を利用して、イエスを真理の太陽、復活の太陽などと称し、祈りの対象をすり替えさせたこと。 これは中世において他の神を信仰していた者に対し、身近な聖遺物や守護聖人に、祈りのスタイルはそのままに、祈る対象だけすり替えさせた作戦そのもの。
でも、異端の処分は国家権力の手にゆだねられていたし、私有地の上に建てられた教会は、土地の所有者のものとみなされ、教会収入を搾取されるわ、聖職者の任命権はないわで、ちっともおもしろくない。 叙任権紛争の火種、東方教会と西方教会のケンカの火種、それに異端問題・・・ もうここから始まってる。
って内容でイケそうな雰囲気。
引き続き中世編。
そもそも、ありあまるほど土地があった地域から民族移動してきたゲルマン人は、せまっちい土地をどうするか考えた。 そこで最初は家臣に土地をやったけど、徐々に借地権にしてそれを与えた。 家臣もちゃっかりしてて、一人だけの主君と契約せず、複数の主君と契約し、所領を確保していった。 領主は城を築き、暴力団みたいに自営で農業経営する人からもショバ代と称して税金をふんだくった。
農民は、最初は三圃農法により収穫アップを狙い、後に開放型農地に団結して、領主と交渉権を得るために共同体を組織した。 他方で都市部の発展は、遠隔地貿易などで利益をあげた商人層が中心となり、独立国家に等しい経済力を武器にした力を蓄えた。 拝金主義か? でもそこでオイシイ思いをしたのは実は教会。 罪をあがなうための寄付が、儲けを期待しての寄付になっちゃって・・・ もうガババガバと儲かる時代がきた。
私有教会の弊害は多岐にわたり、聖職売買、聖職への俗人叙任などめちゃくちゃな状態で・・・ これをなんとかせにゃ!って改革したのがグレゴリウス7世。 古代偏で予告した東西教会の分裂、叙任権紛争、異端問題、それに十字軍による副産物の12世紀ルネサンス。
これでだいたい3000字くらいでしょう。
これから下書きして、1週間熟成させて(早醸だけど)提出予定。
しかし「中世が暗黒というのは、研究者の知識が暗黒なのだ」というのは名言! これが一番の収穫かもしれない。