単位試験の準備で、レポでは無視した『蜻蛉日記』を読むことに・・
でも、読むほどにおもしろい!
まずはセオリーどおり、現代語訳のあらすじを読んで、だいたいの文脈をつかんだあとで、テキストに書かれていることを、原文をあたってチェックする。 ダイジェスト版に掲載されていない部分が、けっこうテキストで引用されてるんで、さてどうしましょ・・って考えたけど、
「平成花子の館」ってところに原文が載ってたのでダウンロード。
PDF文書だと字句検索ができるので、該当する字句を適当にひらがなで入れて検索すると、ここ!ってすぐ出てくるからうれしい。 電子辞書とかピコピコ引きながら、ほぉ~ほぉ~って、ふくろうみたいに納得したりする。
しかしすごいね、この道綱母。
美人で和歌がうまく、お嬢様育ちなので男に甘えたりこびたりできず、すごく嫉妬深い。 あぁ~、いそうだよね、こんな女ってのの典型かも。
芸能人で言ったら誰だろう?
まず序文が良い。
「夫がいるとも独り身ともえいないような状態で暮らしている自分」が、「世の中の古い物語は、きれいごとでウソばっかり、そんなものさえ面白がっているんだから、最上の身分の男との結婚生活の真相を書いたら、もっと珍しいものになるだろ」という刺激的なもの。 暴露本か・・・
クライマックスはライバルの町小路の女が、兼家に見捨てられ、子供まで死んでしまったときの記述。 「あの女、できるだけ長生きさせて、私のような苦しい思いをうんとさせてやろうと思ったら、ホントにそうなってしまった」、「(子供も死んでしまい)私よりさらに苦しい思いをしているかと思うと、胸がすっきりする」ときたもんだ!
おっかねぇ~~~!
女は怒らせると怖いよ、ほんと・・・
(何、シミジミいってんだよ、おのれ)