他の方に配布するかどうかは別にして・・・
(この議論はちょっと保留)
書誌学的にだいたいの体裁をご説明します。
表紙はサンプルにあるような厚手の紙になります。
(イギリスには革で製本してくれるサービスもあります)
色は黒、濃紺、紺、茶・・・ いくつか選択できます。
サイズもA4、B5、自由です。
外題(表紙のタイトル)は、金の箔押しで、任意の文字が刻印できます。
上に「栄えある第一期四回生論文集」とか
下に「「奈良大学通信教育部文化財歴史学科」とか小さく
縦横自由、同じものを背表紙にも入れられます。
見返しは白い紙、または色紙など選択できます。
(ここに寄せ書きとか、お祝いのメッセージを書いてもらう)
ここまでが製本屋の仕事で、この体裁に製本してもらう中身は自分で用意します。
<遊び紙>
前後の表紙の次にくる紙です。
和紙でも良いし、模様の入ったトレペのようなものでも良いです。
<扉>
何か模様の入った紙(例えばレザックのような紙)を使って内題を書く
<目次>
色紙を使い、誰がなんというタイトルの論文を書いたのか一覧表にする
<個人の論文>
・表紙(論文タイトルと名前)
・目次
・本文
・註釈
・添付図版など
<個人の論文・2>
<個人の論文・3>
<個人の論文・n>
<奥書>
出版にかかわる記録など
<遊び紙>
以上です。
これをセットにして製本屋に持ち込みます。
だいたい一週間程度で、気恥ずかしいような論文集が出来上がります。
関西の事情はわからないのですが、東京ですと早稲田大学の付近にこんな製本屋がたくさんあり、インターネットにもたくさん広告が出ています。 最低1冊から作ってくれますし、中には1冊だといくら、3冊だといくら、5冊だといくらなど、ディスカウントしてくれるところもあります。
これだけだとイメージがわかないかもしれませんので、今週末の試験が終わったら、現物の写真を載せるなどして詳しく紹介します。