前の大学のメーリングリストで、
博物館学芸員資格の改定の可能性について、ちょっとショックなニュースが届いた。
今、乱発されてる学芸員の資格を、「学芸員補」に格下げし、5年以上の経験をつむか、新たに国家資格をもうけ、これに合格することで、ホントの学芸員になれるようにするらしい。 確かに今の学芸員資格が、そのままどこの博物館や美術館、あるいは動物園でも通用するとは思えないし、みぴみたいに屏風の運搬や、掛け軸の上げ下ろしの実習がイヤで、近代美術館で実習をしたフトドキモノなど、この洗礼を受けて当然だと思う。
それに、今の通信制大学の多くが、「博物館学芸員の資格が取得できます」ってのをうたい文句に生徒を集めてる実態からも、そうした方が現実的に良いのかもしれない。 でも、逆に多くの人が、この資格目当てで(現実的には何の役にも立たない資格だけど・・・)通信制大学に通っているわけで、このアメダマがなくなったら、大学を志す人も減るんじゃないだろうか?
昔は通信では玉川大学の教育学部しかなかたけど、今じゃ随分増えたもんな~
それなら、ミュージアムには必ず1名以上の学芸員を置くこと、とか、そっちの法整備もセットでしてもらいたいわなぁ。 学芸員のいないとこ、けっこうあるよ。
とりあえず、すでに取得している人の分は既得権で保護してほしいってのがホンネだったりするけど、来年とか成立したら、今頑張ってる人はかわいそう・・・