NHKのBSで「さくら」をやってる。
今朝の放送で、老舗のロウソク屋のじいちゃんがアメリカ国籍のさくらに、「相手に譲る謙譲の心、それが日本の心だ」と言ってた。
「相手に譲る、謙譲の心」か・・・
そういえば青汁のCMで、「おじいさんからどうぞ」、「イヤイヤおばあさんから先に・・」、なんて青汁をどっちが先に飲むかってのがあったけど、今の文化は譲り合いじゃなくて、押し付け合いになってるんだ、と気が付いて、なんかすごく「謙譲」という言葉が新鮮だった。
てか、改めて指摘されて、そうだったよな・・・って懐かしく思うような気持ち。
自分が一歩さがる、という文化から、自分が一歩前に出る、という文化になって、あれ?、これでよかったんだろうか、と確かに思う。 格差社会を否定するワケではないけれど、とにかく止まることなく、どんどん前に進み続けなければ落ちる、という恐怖感を持つようになったら、やはりそれはおかしいんじゃないかな。
謙譲の心を大切に、儒教党に皆さんの一票を、ってのはないけど、仏教で国を護ろうとした聖徳太子の志は、なんか今、わかるような気がする。